最初で最後の年下の彼

大学時代、約2年間彼氏ができないでいました。前の彼にあまりいい思い出が無く、少し恋愛が億劫に感じていました。出会いの場はあるものの、いざ付き合うとなるとダメになってしまったり、なんと彼女がいる人だったりと、あまりいい人に出会うことが出来ないでいました。

そんなある日、当時の友人の紹介で、一つ年下の彼に出会いました。当時21歳、彼は20歳でした。今まで私は年下と恋愛したこともなく、正直対象外だと思っていましたが、会ってみると、今まで付き合ってきた年上の彼と大差はなく、自然に仲良くなりました。初めて会った時の印象は少し照れ屋で、でも落ち着いていて、考えがしっかりしている人、という印象でした。

2人で会う機会が増えたある日、彼の方から付き合って欲しいと言われました。しかし私は以前の恋愛の経験から、一歩踏み出すことができず、少し返事を待ってほしい、と伝えました。当時彼氏が居ない約二年が私にとってはすごく長く感じていましたし、正直、年下の彼と付き合ってうまく行くのか不安でした。しかし待ってもらっている間もせかすわけでも無く、普段と変わらず彼は接してくれていました。告白から約一週間が経ち、このまま期間が長くなればなるほど、私は誰かと付き合うことに踏み出せなくなるのではないかという思いもありましたし、今の彼なら、もしかしたら大丈夫かも、という思いもあり、彼に付き合おうと伝えました。

約2年前付き合っていた彼は束縛が酷く、切れやすい彼でした。年上で社会人だった彼でしたが、私のほうが一歩大人になるにつれ、うんざりして別れました。別れるのも簡単ではなく、凄く苦労しました。今回の彼はそういった面は見えませんでしたし、穏やかでしたので、きっとうまくいく、と期待していました。しかしそれは勘違いでした。

付き合うことになった途端豹変したのです。当時勤めていたアルバイト先の人たちと男女関係なく仲が良く、よく皆で仕事終わりに遊びに行っていたのですが、それを辞めてくれと言われました。付き合うまではそういった話も笑顔で聞いてくれていたのですが本当は嫌だったと。なんだか嫌な予感はしたのですが、私も付き合うと決めた以上、不安な気持ちにはさせたく無かったので、心配の必要がないようにすると伝えました。しかしそれが間違いだったのか、アルバイト先に彼が迎えにくるようになりました。少し残業をすると何をしていたんだとおこられるようになりました。本当に仕事をしていた、といってもわかってもらえず、怒られる。

次第に私は疲れて行き、付き合うことになって1か月という早い段階で別れを切り出しました。彼は泣いていました。他に男ができたんだと。最早私の中での彼は以前の彼と変わりがありませんでした。付き合う前は背伸びしていたんだなと。その彼と別れるのはそんなに苦労はありませんでしたが、私はつくづく恋愛はこりごりになりました。男運が無いのか自分に原因があるのかと。年下との恋愛はそれが最初で最後になりました。